このファンドについて
不動産担保付きローンとは、土地や建物などの不動産を担保にして銀行やその他の金融機関等から融資を受けることをいいます。本匿名組合では営業者であるSAMURAI ASSET FINANCE株式会社(以下、「営業者」)が、株式会社ノアプランニング(以下、「貸付先」)に対して実行した1億8,000万円の貸付(以下、「本件貸付」)に対するバックファイナンスをおこないます。今回募集するファンドで担保設定している対象不動産は、千葉県松戸市の好立地となります。現在その土地は貸付先が購入済みであり、造成工事後に売却を計画しております。
物件情報
住所
〒107-0052 東京都港区赤坂2-17-46
案件概要
本匿名組合は、商法第 535 条に規定される匿名組合と呼ばれる契約形態により組成されております。
匿名組合契約とは、出資者(匿名組合員)が営業者の事業のために出資し、営業者がその事業より生ずる利益を出資者に分配することを約束する契約形態です。
■本匿名組合の概要
営業者は、本匿名組合の組成に先立って金銭消費貸借契約(以下、「本金銭消費貸借契約」)を締結し、これに基づき貸付先に対して総額1億8,000万円の貸付を既に実行しております。
本匿名組合では営業者が、貸付先に対して実行した1億8,000万円の貸付に対するバックファイナンスをおこないます。
今回は本件貸付に対するバックファイナンス資金として6,000万円を募集し、本件貸付と同様のスキームで「SAMURAI FUND」にて募集をおこなった案件の運用額は1億2,000万円となっております。
■担保について
営業者は、貸付先に対する本件貸付に際し、貸付先が保有する千葉県松戸市に所在する不動産(土地)に対して担保(根抵当権第1順位)設定しております。
詳細につきましては投資家限定情報をご参照ください。
■保全について
営業者と貸付先の本金銭消費貸借契約において、貸付先による公正証書の作成(債務承認弁済契約公正証書)及び代表者による連帯保証により、保全強化に努めております。
■本件貸付の資金使途及び返済計画
今回の資金使途は営業者がおこなった貸付事業のバックファイナンス資金となります。
本件貸付にかかる営業者と貸付先の貸付期間は2022年2月10日から2023年2月28日となっております。
貸付先は、本件貸付により取得した担保対象物件である千葉県松戸市に所在する不動産(土地)を造成工事後に売却することを計画しており、
対象不動産の売却資金が本件貸付の返済原資となる予定です。また、状況により他の金融機関等からの借り換えによる返済も想定しております。分配予定表は下記となります。
このファンドに100万円投資した場合の分配予定表は下記となります。
※上記数値は目標利回り(年利)から計算した参考数値となり、実際は異なる可能性がございます。また、源泉税については2022年4月21日現在のもので将来変更される可能性がございます。
【参考資料】
案件の仕組み
ファンドの特徴
ポイント① 目標利回り5.5%・毎月分配の不動産担保ローンで堅実な資産運用
投資をする上ではリスクを抑えるためにポートフォリオに様々な商品を組み入れ、分散投資をすることが大切です。
このファンドは目標利回り5.5%と、国内の不動産担保ローンファンド案件の中では比較的高利回りな商品でありながら、担保付・保証付と保全力が高く、堅実な資産運用を好む投資家の方に向いているといえます。また、不動産実物に投資するときには、ある程度まとまった資金が必要となりますが、このファンドを通じて少額から不動産を担保とする貸付債権に投資することができます。
本件貸付債権の回収可能性を高めるため、下記ポイント②で紹介する3つの保全対策を整えていることから、投資家の皆様から見て魅力的な投資案件と判断しています。
ポイント② 3つの保全対策(根抵当権第1順位・連帯保証・公正証書) LTV58%と担保余力は十分
本件は投資家の皆様に安心していただけるよう3つの保全対策を設定しています。
●根抵当権第1順位
本件貸付は、営業者により「根抵当権第1順位」に設定されています。抵当権とは、借りたお金が返済できなくなった場合の担保として、債権者(お金を貸した人、本件では営業者)が土地や建物にかける権利のことです。仮に、貸付先が本件貸付の返済が滞った場合には、営業者は、対象不動産を競売等にかけて、競売による売却代金から優先的に返済を受けることができます。また、本件は根抵当権として設定されており、利息および遅延損害金の回収の点からも抵当権よりも根抵当権のほうが、より債権者にとっては有利な設定であるといえます。
また、本件貸付の担保となる対象不動産の評価額は3億900万円となるため、LTV(Loan to Value)は約58%と十分な担保余力があります。
●代表者の連帯保証
本件貸付では貸付先の代表者が連帯保証人となっています。連帯保証人は返済が滞った場合、債務者と連帯して返済の義務を負います。
●認諾文言付き公正証書を作成済み
公正証書とは公証役場で作成する公的な書類です。本件では認諾文言付き公正証書という、「約束通り返済がなされなかった場合に、債権者が債務者の財産等の強制執行を裁判所に申し立てるために必要な債務名義」を有する公正証書を作成してあります。本件はすでに債務名義を取得しているので、万が一、返済が滞った場合は速やかに強制執行を行えます。投資家の皆様にとっては大きな安心材料であるといえます。
ポイント③ ファミリー世代増加中、駅再開発などを予定している将来性のあるエリア 一級建築士が代表を務める実績豊富な事業者
1)松戸市の人口動態については、ファミリー世代(「0~14歳」「25~44歳」)の社会増減数が平成29年以降概ねプラスに転じ、令和2年もその状況が続いています。松戸市は若年層が流入している将来性のあるエリアといえます。
2)松戸市域南部には、東京外かく環状道路と成田空港を結ぶ広域幹線道路として、北千葉道路の 計画が進められていることや、JR松戸駅では駅再開発を行っており、令和9年に地上6階の駅ビルが竣工予定であることから、今後期待のエリアとなっております。
以上を踏まえ、交通利便性の良さや、都市の未来像を描く街づくりを背景に、東京都市圏のベッドタウンとして発展していくことが期待される魅力的なエリアといえるでしょう。
また、貸付先は一級建築士が代表を務め、物件仕入れから建築まで一気通貫で行っている企業です。一級建築士としての知見を活かした大規模開発を経験してきた実績もあり、施工・不動産販売実績の豊富な事業者といえます。
【参考資料】