TOP 投資/ソーシャルレンディング コラムコツコツ投資したい方にオススメ「Funds」の魅力とは

超低金利が続く中、何で運用すれば悩んでいる方は多いのではないでしょうか。ハイリスク・ハイリターンの商品で運用するのは嫌だけど個人向け国債では物足りない。そんな方にオススメしたいのが「Funds」です。

Fundsは企業に直接貸し付け、一定期間経過後に元本と利息を支払ってもらう仕組みです。そのため、株式のように業績によって大きく元本が変動することはありません。今回はコツコツ投資したい方にオススメのFundsについて徹底解説します。

Fundsとはどんな商品か

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コツコツ投資家にオススメの「Funds」はどのような商品なのでしょうか。まずはFundsの特徴や仕組みを解説します。

Fundsは「株式」よりも「社債」に近い

Fundsのキャッチフレーズは「利息でコツコツ、社債に変わる新しい投資を始めよう」です。このキャッチフレーズからも伝統的な投資資産の中では株式よりも社債に近いことがわかります。

株式の特徴は会社の業績によって価格や配当が変化します。そのため、大きく利益が出ることもあれば、大きく値下がりする可能性もあるハイリスク・ハイリターンの資産と言えます。また、株式は基本的に運用期間が決まっていません。自分が売り時だと思った時に売却することができます。

ただし、値段が下落している時に資金が必要となってしまった場合は元本割れの状態で資金化する必要があります。株式は日々値段が変動していることが大きく儲けることができるメリットでもありますが、元本割れの可能性が高くなるというデメリットもあります。

一方の社債はあらかじめ決められた利率で発行するもの。そのため、多少企業の業績が悪かったとしても元本割れになるとは限りません。社債を発行した企業が借りたお金を返すことができれば元本割れすることはありませんし、企業が儲かっていなかったとしても利息がもらえます。

また、株式とは違い運用する期間が決められています。社債は株式のように日々の価格変動がありません。そのため、株式のように値上がりのタイミングを待って売却するのではなく、満期まで保有して利息を得る事を目的とする投資対象です。

POINT

Fundsを理解するうえでポイントとなるのは、「株式よりも社債に近い」ということです。

Fundsの仕組み

まずはFundsの仕組みについてご紹介します。Fundsはお金を借りたい上場企業とお金を増やしたい個人投資家を結ぶオンラインマーケットのような存在です。例えば、ある飲食店を経営するA社が新規出店をするために資金調達をしたいとします。

Fundsの運営会社であるファンズは飲食店を経営するA社を審査し、問題ないと判断したらFundsのサイト上で投資家を募集します。投資家はFundsのサイト上から気に入った案件を選び投資をすると言う仕組み。Fundsが仲介をすることによって資金調達をしたいA社と個人投資家を繋ぐことができます。

また、Fundsが募集している案件は株式を保有する仕組みではなく、あくまで、企業にお金を貸しているという形です。そのため社債に近い形となり、あらかじめ決められた利率・期間で運用することになります。実はFundsが行っていることは銀行が伝統的に行っていることと似ています。

銀行は個人からお金を集めて預金を預かります。そのお金を企業に貸し出し、企業に貸し出した金利と個人に支払う金利の差が収入となります。では銀行預金とFundsでの投資はどこが違うのでしょうか。まずひとつ目は貸し倒れが発生した際に誰が損をするかです。

銀行の預金は元本保証ですので、貸し出した企業が貸し倒れ状態になった場合には銀行が損をすることになり、預金をしている人が損をすることはありません。また、銀行が融資した企業が貸し倒れを起こしても預金者には関係がありません。そのため、自分が銀行に預けたお金が最終的にどの企業に貸し出しているかを考える人は少ないです。

一方、Fundsでの投資は貸し倒れが発生した場合、投資家である個人が損をします。ここが銀行預金との大きな違いです。ふたつ目の違いはFundsが銀行運営と違いコストが大きくかからないということです。銀行は顧客から現金を預かり通帳や証書などの発行作業を行います。

銀行はミスができない職種ですので、複数人で何度も確認します。また、現金を保管しておくための設備や支店を構えるための賃料もかかります。企業に貸し出して得た利益からそのような経費を支払わなければいけませんので、どうしても顧客に払うことができる利息は少なくなってしまいます。

Fundsは直接オンラインマーケットで直接企業と投資家を繋ぐことで投資家の利益を最大化していると言えます。

Fundsのメリットとは

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Fundsで投資をするメリットはどのような点があるのでしょうか。具体的に確認していきます。

投資先の業績が悪くてもリターンが得られる可能性が高い

Fundsは企業にお金を「貸す」商品です。そのため、業績が多少悪くても企業に支払い余力さえあれば、元本と利息は確保できます。また、貸付を行う企業は上場企業かその子会社に限定していますので、比較的リターンが得られる可能性が高い金融商品と言えます。

また、あくまでお金を貸し付けているという商品のため、株式のように日々の値段変動があるわけではありません。普段は忙しくて、日々値段が動く商品は見ていられないと言う方もFundsであれば、基本的に期限が来るまで投資家がすることはありませんので、安心して投資をすることができます。

また、Fundsのリターンは1.5~6%程度です。個人向け国債や銀行の定期預金金利よりは遥かに高い利回りを得ることができます。つまり、安定的に高いリターンを得られるということがFundsの一番の魅力と言えます。

企業が信用できるかどうかは金融のプロが判断する

企業に貸し付けているFundsではその企業が信用できるか否かが非常に重要です。個人投資家には企業の財務諸表を読み解いて問題が無いか確認することは並大抵のことではありません。しかし、運営会社であるファンズが問題ないと判断した案件のみがサイトには掲載されていますので、一定のスクリーニングがかかった状態になっています。

ファンズは2016年設立の新しい会社ではありますが、大手金融機関出身の様々な専門知識を持った金融のプロが運営しており、信用力の調査には問題ないと言えるでしょう。また、企業業績はプロでもなかなか見極めることができません。

例えば、飲食店の売り上げは天気等にも大きく左右されます。いくら金融のプロでも予想できない要素で業績は大きく左右されるからです。しかし、信用力は違います。多少企業の業績が悪化しても支払い余力がある企業に投資をすれば、投資先の企業が例え赤字になってしまったとしてもしっかりリターンが得られます。

そのため、Fundsのように企業に貸付をする投資では審査する能力が非常に重要な要素となるのです。

小口で投資ができる

Fundsは1円から投資ができるという点も大きな特徴です。投資を始めてみたいけど、大きなお金で投資をするのは怖いという初心者の方でも手軽に投資を始めることができます。もちろん少額では大きなリターンを得ることはできませんので、少額から始めて少しずつ運用額を増やしていくのが良いです。

様々な案件に投資ができる

Fundsでは不動産やマイクロファイナンス、リース等様々な案件を募集しています。投資の目的の一つはもちろん利益を得ることですが、その企業を応援することになると言う点も投資の大きな魅力です。多くの案件がありますので、利回りだけでなく、自分が共感できる案件に投資をすることも投資の楽しみとなります。

また、1円から投資ができるため、様々な案件に分散投資をすることができます。投資の世界では「卵はひとつのカゴに盛るな」という格言があります。この格言の意味は様々投資対象に分散しておかないと思わぬリスクが発生した際に全ての財産を失ってしまうという意味です。

Fundsでは様々な案件を募集していますので、分散投資もすることが可能です。

為替リスクが無い

Fundsで投資をしている案件は全て円建ての投資ですので、為替リスクがありません。為替は様々な要素が複合的に影響しますので、予想することが非常に難しいと言われています。日本は超低金利が続いていますが、新興国を中心に海外には高金利国が多くあります。

しかし、いくら高金利を得られたとしても為替でそれ以上に損をしてしまっては意味がありません。円建ての投資は為替のリターンを得ることはできませんが、リスクもないということは一つのメリットであると言えます。

Fundsのデメリットとは

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Fundsで投資をするうえでの個人投資家のメリットはどのようなものがあるのでしょうか。具体的に確認していきましょう。

企業業績が良くてもリターンは増えない

Fundsの特徴は予め運用期間と利率が決まっていることです。これは業績が悪化していても安定的にリターンが得られるということでもあります。しかし、裏返すといくら企業業績が良かったとしてもあらかじめ決められた利率しかもらえないと言うことです。

また、株式のように元本が上がっていくようなことはありませんので、投資をした企業が大成功したとしても投資をした資産が短期間で2倍、3倍になるというようなことはありません。そのため、短期間で資産を増やしたいと言う方にはオススメできません。あくまでコツコツと少しずつ増やしたい方に向いている商品です。

高利回り案件は少ない

Fundsでは上場企業とその子会社に限定して投資を行います。また、厳しい審査を行って通過した企業しか案件として出すことができません。創業間もないベンチャー企業や未上場企業は資金調達が難しいため、上場企業に比べると高い利率を提示します。

また、海外の案件も超低金利の国内案件に比べると高い利回りが期待できます。Fundsは国内、上場企業に絞っているため、このような高利回り案件はありません。

元本保証ではない

Fundsは海外や未上場企業に貸し付けるソーシャルレンディングに比べると安定しています。しかし、元本保証ではありません。安定していることと元本保証には大きな違いがあります。また、金融のプロが審査をしているからといってリスクがゼロになるわけではありません。

金融のプロが予想できないものの一つが天変地異です。財務状況を分析することである程度の変化に耐えられることはわかりますが、大きなビルが倒壊するような大地震や2020年に感染が拡大した新型コロナウイルスのような出来事は金融のプロが予想した前提をも覆す可能性があります。

もう一つ予想できないのは企業の不祥事です。金融のプロは表面上の数字を読み解くことはできますが、企業が扱っている商品の品質まで審査しているわけではありません。食品などで虚偽表示があった場合には顧客から信頼を損ない、倒産することもあります。

金融のプロが審査しているから「絶対大丈夫」というわけではないということは理解しておいた方が良いでしょう。

Fundsで投資を始めるまでの流れ

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では実際にFundsで運用を始める場合にどのような流れで行うかご説明します。Fundsで運用を始めるためには3つのステップがあります。

口座開設の申し込み

Fundsで運用する際はまず、口座開設の申し込みを行う必要があります。口座開設をする際は住所・氏名・出金時の振込先の銀行口座を登録します。

本人確認書類・マイナンバーのアップロード

口座開設の際にはマイナンバーと運転免許証等の画像をアップロードする必要があります。本人確認書類・マイナンバーのアップロードが終わったら口座開設の申請は終了です。

簡易書留で住所確認のハガキが届く

本人の住所確認のため、簡易書留でハガキが届きます。ハガキが到着したら口座開設が完了しますので、Fundsで投資を始めることができます。

まとめ

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Fundsお金を借りたい企業とお金を増やしたい個人投資家を繋ぐオンラインマーケットのような役割を果たしています。運営会社であるファンズがしっかりと調査をして、案件を掲載していますので金融知識が無い個人投資家でも安心して投資をすることができます。

あくまで貸付であるため、株式のように大きな値上がりを期待することはできませんが、コツコツと資産を増やしていきたいと言う方にはオススメの運用手法です。