TOP 投資/ソーシャルレンディング コラム不動産クラウドファンディングCREALってどうなの?メリットやデメリットを解説します!

最近では様々な運用手法が利用できるようになり、個人投資家も色々な投資対象に気軽に投資できるようになっています。その中でも注目を集めるのが不動産投資です。かつて不動産投資と言えば、大きな投資額が必要となるため一部のお金持ちが行う投資手法でした。

しかし、最近では多くの人からお金を集めて不動産を共同運営する仕組みが浸透し、小口投資家にも不動産投資の裾野が広がっています。その中でも今回は1万円から気軽に不動産投資を行うことができる「CREAL」についてご紹介したいと思います。

CREALは不動産クラウドファンディング


CREALは「不動産クラウドファンディング」と言われる投資手法です。クラウドファンディングとは多くの人から少しずつお金を集める資金調達手段。クラウドは「群衆」を意味し、「ファンディング」は資金調達を意味します。従来、事業を行うための資金調達は銀行で融資を受けるというのが一般的な方法でした。

POINT

クラウドファンディングは銀行から融資を受けるのではなく、インターネット等で募集をかけて多くの人から資金を少しずつ調達するという手法です。クラウドファンディングの仕組みを活用することで、資金調達する事業主は銀行の審査が下りない場合でもお金を早く調達することが可能です。

投資家も事業が上手くいけば、銀行預金よりも遥かに高い利益を得ることが可能となります。また、銀行預金では銀行が誰にお金を貸すかを選ぶことはできませんが、クラウドファンディングであれば、自分でお金を出資する先を選ぶことができます。

自分が成功しそうだと思う事業や価値観にあう事業にお金を出資できるということは一つのメリットとなるでしょう。クラウドファンディングでは様々な事業に行う資金を調達していますが、その中でもCREALは不動産投資に特化したクラウドファンディングです。

ビルやマンション等の不動産は通常は億単位の高額となるため、個人の投資家はなかなか購入することができません。しかし、クラウドファンディングの仕組みを活用することで一人ひとりが出資する資金が少額でも多くの人がお金を出し合うことで大型の物件を購入することが可能です。そのため、クラウドファンディングの中でも不動産投資は相性が良いと言われています。次にCREALで行う不動産投資にはどのようなメリットがあるのか見て行きましょう。

CREALのメリット

CREALにはどのようなメリットがあるのでしょうか。具体的なメリットを確認していきましょう。

小口で不動産投資をすることが可能

CREALは不動産クラウドファンディングの仕組みを採用しているため、最低1万円から小口で投資をすることが可能です。投資を初めて行うという方はまずは大きな損失を抱えないことが重要です。そのため、少額で投資を始め、少しずつ増やしていくとよいでしょう。

CREALであれば、1万円から投資をすることが可能であるため、初心者の方でも安心です。また、大型の不動産への投資が少額で行うことができると言う点も魅力です。通常、一棟不動産に投資をするためには億単位の資金が必要です。

しかし、クラウドファンディングの仕組みを活用することで一人ひとりが投資する額が少額でも多くの人がお金を出すことで億単位の投資をしている場合と同じ運用利回りで利益を得ることができるのです。

優先劣後方式で投資家に優先配当する仕組みを採用

優先劣後方式とは出資者の中で優先配当する投資家と劣後配当をする投資家に分ける仕組みです。万が一、不動産投資で損失が出た場合には優先出資者に優先的に配当し、劣後出資者には優先出資者に配当が終わった後に残った分を配当するということになります。

POINT

CREALは全ての案件で10%~20%程度CREALを経営する株式会社ブリッジ・シー・キャピタルが劣後出資をしています。個人の投資家は全て優先出資者となりますので、万が一投資をしている不動産に損失が発生した場合、まずは劣後出資を行っているブリッジ・シー・キャピタルが損失を被ることとなります。

それでも損失が補いきれなかった場合のみ、優先出資者である個人投資家が損失を被ることとなります。つまり、ある程度の損失までであれば、個人投資家は損をすることが無いということになりますので、比較的安全度の高い投資と言えるでしょう。

様々なタイプの不動産に分散投資をすることができる

CREALは様々な不動産に投資をすることができるという点も魅力です。不動産投資と一言で言っても不動産の種類によって様々な特徴があります。
例えば、マンションに代表される住宅系不動産は景気変動に強い不動産であると言われています。その理由は景気が悪化しても人は家を失うことはほとんどないため、景気の変動により需要があまり悪化しないからです。

一方、オフィス系不動産やホテル・飲食店等が入っているビルは景気変動の影響を受けやすいと言われています。景気が悪化すると需要が減少するため、住宅系不動産に比べると大きく価格が下落します。しかし、住宅系の不動産よりも利回りが高く儲かりやすいという特徴もあります。

不動産投資には正解がなく、様々な不動産に分散投資をすることで、バランス良く運用することができます。個人投資家が複数の不動産に現物投資をするということは相当なお金持ちでないとできませんが、CREALのような不動産クラウドファンディングの仕組みを使うことで可能となります。

CREALでは住宅系の不動産だけでなく、学校等の教育施設やホテルなどにも投資をすることができますので、少額で少しずつ投資をするということも可能です。

(4)不動産のプロが運営している

CREALを運営している株式会社ブリッジ・シー・キャピタルは運用資産が300億円にものぼる不動産運営のプロです。不動産投資にはノウハウが必要です。不動産投資を成功させるためにはまずは物件の選定が大切です。

堅調な需要が見込まれる不動産に投資をしなければ、いくら利回りがいい物件でも空室になってしまう恐れがあります。空室になってしまえば、思うような利益を得ることができません。また、管理・募集もノウハウが必要です。

いくら立地のいい不動産であっても、適切に管理や募集を行えなければ適切な家賃で賃貸に出すことができず、利益を得ることは難しいでしょう。このように物件の選定や管理、募集など様々な場面で知識や経験が必要となるため、不動産のプロが運営していると言う点は非常に心強い点となります。

POINT

また、2020年6月時点、CREALで行っている不動産投資で配当遅延や元本割れは無く、不動産の選定・管理・運営において高い能力を持っているプロが運営していることを証明しています。不動産のプロが投資を行ってしっかりとした実績が残っているという点は投資家にとっては安心して投資をすることができる要因となります。

ネットで全て申込が完了する

CREALでの投資はネットで全て完結することができます。現物の不動産投資をする際は物件を実際に見学に行ったり、契約を行ったりする必要があります。また、購入したあとも物件のメンテナンスや会計等、様々な不動産管理業務を続けていく必要があります。

つまり、現物の不動産投資は購入した後も手間がかかるというデメリットがあるのです。そのため、お仕事などでなかなか時間が取れない人にとって不動産投資はなかなか難しいもの。しかしCREALを利用した不動産投資は物件の選定や申込が全てネット上で完了します。

購入した後も不動産の管理運営を行う必要がありません。時間が無い人でも気軽に投資をすることができます。時間をかけずに投資をすることができると言う点もCREALのメリットと言えるでしょう。

CREALのデメリット

メリットも大きいCREALの不動産投資ですが、様々なデメリットがあります。デメリットもしっかり理解して投資をするべきかどうか検討するようにしましょう。

元本保証ではない

CREALでの不動産投資はプロが物件を選定し管理・運営し優先劣後方式を採用しているため、安定的に収益を得ることができるでしょう。しかし、CREALでの投資はあくまで元本保証が無い不動産投資であることは理解して資金を投じる必要があります。

不動産投資は通常時にはプロが運営することでリスクを回避しながら運営することができます。しかし、地震等の天変地位やリーマンショック等の大型の金融危機が発生した際にはいくらプロが運営していたとしても損失が発生する可能性があります。

そのため、万が一損失が発生しても生活に困らない余裕資金で投資を行うことが重要です。

途中で解約はできない

CREALは運用期間中に中途解約することができません。そのため、当面の生活資金を確保しながら運用を行う必要があります。投資をする時には利回りや安全性に注目して投資をしがちですが、中途解約ができないということはいざという時に大きなデメリットになり得ます。

運用期間は1年を超えるものもありますので、運用期間中に本当に生活に必要が無い資金であるか、しっかり考えて投資をする金額を決める必要があるでしょう。

大幅な値上がりは見込めない

CREALで行う不動産投資は基本的に運用期間が終了すると元本と利回りを得ることができる運用商品です。利回りは5%前後ありますので、ほとんど金利が付かない定期預金等に比べると遥かに高い運用利回りを得ることができます。

しかし、CREALでの投資は元本の値上がりを享受することはできません。株式投資やFXでの投資では元本が2倍・3倍になることもありますが、CREALで行う投資は元本の値上がりは望むことができません。

人気案件はなかなか購入することができない

CREALでは様々な投資案件を募集していますので、自分が投資をしたい案件に投資をすることができます。しかし、人気案件はすぐに募集が埋まってしまいますので、なかなか投資をすることができません。優良な物件が募集された際には投資ができるようにこまめにチェックする必要があります。

4.CREALで投資をするまでの流れ

CREALで投資をする際にはどのような流れで行うとよいのでしょうか。CREALで投資を始めるまでの流れをみて行きましょう。

CHECK

  1. ①会員登録(無料)
  2. ②本人確認のためハガキを受け取る
  3. ③本人確認キーを入力して投資家登録を完了する

①まずはCREALの公式サイトで無料会員登録を行います。メールアドレスの登録が完了するとCREALから「【CREAL】メールアドレス認証のお願い」というタイトルのメールが届きます。メールが届いたらメール本文に記載されているURLをクリックして認証を行う必要があります。

②メールに認証が完了するとCREALから本人確認のためのハガキが届きます。ハガキは簡易書留で発送されてきます。ハガキが発送される前にはメールが届きますので、ハガキが届いたら確認するようにしましょう。

マイページにログインしてハガキに記載されている本人確認キーを登録することで投資家としての登録が完了します。

上記がCREALの申し込みから投資家として登録が完了するまでの流れです。CREALで投資を行う際は店舗等に行く必要はなく、全てネット上で完結することができます。しかし、ハガキが届いてから本人確認キーを登録するという作業がありますので、申し込みをしてその日に投資を始めるということは残念ながらできません。

既にご説明の通り人気案件はすぐに募集が終了してしまう可能性もあります。CREALでの投資に興味がある際は登録を先に済ませておいて、気になる案件の募集が出るまで待った方がよいでしょう。投資家として登録するまでは無料で行うことができますので、結果として投資をしなかったとしてもお金がかかることはありません。

まとめ


CREALで行う不動産投資についてご紹介しました。不動産投資はクラウドファンディングに向いていると言えます。高額の物件をプロが運用してくれる安定した投資対象に小口で、手間が無く行えるということは大きなメリットとなるでしょう。

また、CREALが採用している優先劣後方式は投資家にとって非常に有利な制度です。万が一不動産が値下がりした際には運営会社であるブリッジ・シー・キャピタルが損失を被るということになります。このような運営方式は会社として不動産運営には絶対の自信があるということでもあります。

デメリットもありますが、少額で不動産投資のメリットを享受できるCREALは投資を行ううえでの有力な選択肢となるでしょう。実際に投資をする際はデメリットをしっかり確認し、余裕資金で行うようにしましょう。